サービス残業(サビ残)とは?違法性と対処法を解説!

サビ残(サービス残業)とは?

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「サビ残」とは、サービス残業の略称であり、許可のない残業行為の一種です。サビ残を行う従業員に対して、雇用者・雇用企業が残業を把握or未把握に関わらず、残業代を支払っていない状態のことです。特にコロナ感染拡大以降、在宅勤務(テレワーク)下では、無意識に時間外労働が発生したり、休日残業をしていたりするためサビ残に該当するケースが増えております。労働基準法の下では、法定労働時間は1日6時間15分〜8時間・週36〜40時間以内と決まっております。また休日労働は原則として週1回の法定休日内での労働を指します。規定以上の労働を行う場合は残業代として割増賃金を支払う必要があります。つまり割増賃金を支払っていないサービス残業(サビ残)は全て労働基準法違反となり、企業・雇用主が罰せられることもあります。

《労働基準法》一部抜粋(37条)
使用者が、第三十三条又は前条第一項の規定により労働時間を延長し、又は休日に労働させた場合においては、その時間又はその日の労働については、通常の労働時間又は労働日の賃金の計算額の二割五分以上五割以下の範囲内でそれぞれ政令で定める率以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない。 *引用:労働基準法第37条1項|e-Gov法令検索

サビ残が増加に伴う企業のデメリット

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1.未払い残業代の支払い発生する(人件費増大)

サビ残で発生した残業時間に合わせて、未払残業代を支払う必要が発生します。2020年4月1日より民法改正が行われ、残業代の請求に関しては3年以内の残業に係るものとされており、時効はあります。しかし近年労災に伴う訴訟も増えていることから、企業は常に注意する必要があります。

《サビ残を行うことで企業が支払う残業代の計算方法》

  1. 時間外労働:残業代=基礎賃金/時間×時間外労働の時間数×残業種類別 割増率(1.25〜1.5倍〜)
  2. 休日労働:残業代=基礎賃金/時間×休日労働の時間数×残業種類別 割増率(1.35倍〜)
  3. 深夜労働:残業代=基礎賃金/時間×深夜労働の時間数×残業種類別 割増率(1.25倍〜)

いかがでしょうか?大きなコストが発生しますよね!だからこそ、雇用主・企業側もサビ残を許してはいけません!

2.サビ残をなかったことにする虚偽報告も罪になる

タイムカードや勤怠打刻システムで「退勤」ボタンを押した後も労働を続けることも違法です。さらに従業員に勤怠時間の虚偽報告をさせることは労働基準法違反の罪です。虚偽報告や組織ぐるみであることは、許されない行為ですが、従業員の自主的な行為でも企業が罪に問われます。このケースが国内企業では最も多いケースですので許してはいけません

3.始業時間前の異常な労働環境

近年、深夜残業を防止するためにPCの強制シャットダウンやオフィスの施錠時刻を決めるケースも増えております。しかし、開錠時刻や日を跨ぐとPCを起動できるため、始業時刻を大幅に前倒しして、出勤を行うケースもあります。この状態も違法になります。始業時間前の労働も法定労働時間を超えると、サビ残に該当します。つまり違法です!

サビ残が発生する原因とは?

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労働時間と人事評価の問題

従業員が自主的にサビ残(サービス残業)を行うケースがあります。働き方改革によって残業をしない意識が根付きました。しかし、無謀な営業ノルマや働き方改革後の業務量・役割が変わっていないため、自宅に持ち帰って仕事を行い、目標やノルマを達成するために労働を行うケースが増えております。労働時間の超過は減給や評価が下がることに影響しない制度になっていることもあるからです。企業の人事評価は業務をこなした量や成果だけではなく、所定時間に終わっているか、また所定時間内に終わる業務量であるかを適切に判断する必要があります。

固定月給や賞与の問題

固定給や賞与が社員の稼働量や成果に対して少ないと、従業員は残業代を計上することで報酬を高めたいと思う傾向があります。そのため固定給や賞与の検討が企業に求められております。前章と違い、必要以上に業務量を増やしたり、過剰な深夜残業を行うことで月給を増やすケースもあります。企業の人件費増加だけではなく、労災問題に発展しかねないため報酬制度の見直しも必要です。

労働基準法の知識不足

前章までの記述で労働時間の規定や残業代の知識が従業員や雇用主にないため、「朝は早く出勤しても大丈夫」「退勤の大黒を押せば、あとは自己研鑽の時間」といった浅い理解になります。そのため気づいたら労働基準法違反や労災問題に発展するケースもあります。雇用主や従業員が労働基準法を理解し、遵守する意識を根付かせることも大事な要素です。

上司や同僚が帰宅しないため退勤しづらい心理状況

日本国民の性質である「上司や同僚が働いている環境で、自分だけ退勤しづらい」という心理状況も影響します。解決方法としては上司が積極的に帰宅を促すことが大事になります。しかし、上司も管掌部署やチームの目標達成のために言いづらい場面もあります。会社全体として退勤時刻は守るという意識を作り出す必要があります。

在宅勤務普及によるプライベート・仕事の境界線欠如

近年最大の要因といわれるものは「テレワークの普及」です。在宅勤務・テレワークは自宅で出勤・退勤を管理する為、仕事中に洗濯をしたり、料理中にクライアントと電話したりとプライベートと仕事の境界線が曖昧になります。その為、朝9時から夕方18時までがコアタイムだとしても、18時以降も、なんとなくPCを操作したり、社用携帯を触ったりしてしまいます。このような状態では、サビ残も発生しやすく、労災問題や情報漏洩のリスクも孕んでおります。

サビ残における従業員の対処法

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サビ残をせざるおえない環境に身を置かれた時に、あなた自身はどう対処しますか?本章では、従業員側のサビ残(サービス残業)への対処法を解説します。

人事(労務)や信頼できる上司に相談する

まずは社内の労務や信頼できる上司に相談する勇気を持ちましょう。相談した結果、社内に居づらくなったり、嫌われたりすることが怖いと思う人も多い実情です。しかし、相談をしなければ問題の議論も開始されないケースがありますので、まずは労務や上司に相談することが適切です。

労働組合や外部の弁護士に相談する

労働組合は労働者の賃上げや労働時間是正などを要求する労働条件の改善を訴える団体です。社内の相談が難しい場合は、労働組合に相談し、同じ考えの従業員と団結して会社と交渉しましょう。中小企業では、労働組合が存在しないケースもあります。このような場合は、近くの弁護士事務所や労働監督署に相談すると良いでしょう。

業務量と作業目標値のエビデンスを揃える

サビ残をすることになったとしても、上司から「生産性が低い」「業務処理速度が遅い」と指摘された場合は言い返せないケースもあります。このような場合の対処法として、無理なノルマや業務量であることを証明するためのエビデンスが必要です。日報をつけておくだけではなく、業務量を定量的かつ客観的に証明する上では、日々の仕事をPC操作ログや稼働時間のモニタリングツールを入れ、上司に見せるようにしましょう。

サビ残における企業側の対処法

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最後に、企業側は従業員のサビ残(サービス残業)をどのように減少させ、対処するべきかについて説明します。

社内の文化を変える努力をする

経営陣や中間管理職が積極的に就業時間外の労働を行わないことが大事です。従業員は経営陣や管理職が残業を行うことで、帰りづらさを感じます。また従業が昇格し、中間管理になった場合は、従業員に対して、残業を強いるケースも発生するかもしれません。そのためにルールや制度だけではなく、文化をまずは根付かせることが大事です。

社内制度やルールを整える

前章まででお伝えしたように勤怠打刻後に労働を行ったり、テレワーク環境下で無意識に残業をしたりするケースも増えております。そのため、以下のような社内制度やルールを見直しましょう。

  • 夕方19時以降は社外への連絡・社内チャットの返信はNG
  • 出勤時間は8時〜9時の間で行う。PCは起動しない
  • 在宅勤務でも、出勤や退勤時刻を部署・上司に報告を行う

PCログ管理を行う稼働状況を可視化する

サビ残(サービス残業)に対処するために、最も効率的な方法は社員のPC操作ログやPC稼働時間を測定し、正確に把握するツールを導入することです。勤怠システムやタイムカードでは改ざんできるため、根本的な解決にはなりません。打刻システムやタイムカードとの乖離を把握し、規定時間以上の稼働が見られる従業員を正確に把握することが大事です。また企業側も従業員の努力や成果が見えづらいものです。そのため、見えない成果や業務処理も把握できるため、サビ残の是正だけではなく、適切に社員を評価することにもつながります。つまり退職防止にもなりますね!

PCログ管理には「みえるクラウド ログ」

管理者の使い勝手にこだわった「みえるクラウド ログ」をご存じですか?大手士業セブンセンスグループのセブンセンスマーケティング社が提供する業務管理システムです。

その特徴は、サビ残(サービス残業)をみえる化し、是正できるツールです。安心のセキュリティ、考え抜かれた操作性だけでなく、様々なPCログを記録し、可視化してくれるのが「みえるクラウド ログ」の大きな特徴。安心の月額定額制で、初期投資も無料と、導入のしやすさも人気の理由です。アプリをダウンロードするだけでスタートでき、サポート体制も充実!従業員のPC起動やログイン情報、操作記録などを細かく保存できるので、テレワークの監視には、とくにオススメです。

【みえるクラウド ログの主な機能】

  • 従業員のPC起動時間、ログインログオフ状況の記録
  • 従業員の業務内容の可視化(PC画面キャプチャ)
  • 個々のタスク対応時間や内容の把握
  • 会社や部署、各プロジェクト、個々のメンバーなど、業務の進捗状況を多角的に集計

労働時間の正確な把握

全従業員のPCの起動、ログイン・ログオフの状況だけでなく、オフラインであってもPCログ(記録)を残せるので、記録漏れという事態を招きません。これまでタイムカードや勤怠打刻システムに頼っていた勤怠管理も、PCの起動回数や起動時間の算出により、自動的に記録、計算することができます。隠れ残業やサビ残による残業時間超過、またはカラ残業やサボりなども、素早く検知!常習化する前に対応できるのが、助かります。

安全安心のセキュリティ

「いつ、どこで、誰が、どのような操作したのか」という操作履歴の記録は、トラブル時に大いに役立ちます。誤操作による情報漏洩や、社内ルールの人為的な逸脱なども、素早く発見できれば、迅速に対応することができます。二次被害防止に一役買ってくれることでしょう。

タスク内容と対応にかかる時間の最適化

蓄積された定量的なデータにより、個々のプロジェクトや各タスクの対応時間を可視化。業務の対応時間や手が止まってしまうタイミングなど、オフィスで机を並べている時よりも、詳細まで把握することができます。可視化されることで、従業員ひとり一人の得意、不得意を見極めることも容易になります。効率的なタスクの割り振りや、適切なフォローができれば、業務の効率化にもつながります。

使い勝手の良いダッシュボードと可視化されたデータ

膨大なデータを保存できても、活用できなくては意味がありません。それらのデータを様々な場面で活用できるよう可視化してくれるのが、「みえるクラウド ログ」の特徴です。見やすく工夫されたダッシュボードのおかげで、PCが得意でなくてもすぐに使いこなせるでしょう。可視化されたデータは、直感的に把握することができ、忙しい管理者の負担軽減にもつながります。まずは無料の資料請求を!

テレワークの監視だけでなく、様々な場面で有益に使える「みえるクラウド ログ」。定額のランニングコストで、実践的なデータを入手できるのは、管理者にとって嬉しい限りです。こちらでは紹介しきれない活用法などが掲載された無料の資料は、こちらからダウンロードできます。業務管理システムを上手く使い、理想的な働き方を叶えましょう。

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