こんにちは!リモートワークリサーチ編集部です。
様々なメリットのあるテレワークですが、デメリットもたくさんありますね。
テレワーク導入時に真っ先に頭に浮かぶ心配事と言えば、「サボり問題」ではないでしょうか。
特に、ちょっと前まで学生さんだった新卒社員のテレワークは、上司の目が行き届かない分、心配も大きいですよね。
今回は、「新卒入社1年目のテレワーク」をテーマに、メリットやデメリット、サボり問題の実態や解決方法など、順を追って紹介していきます。
目次
新卒社員のテレワーク!メリットとデメリット
新型コロナウイルス感染症が5類感染症に変更された後も、20%以上の企業がテレワークを続けています。
入社後すぐテレワークを行っている企業は少ないかもしれませんが、それでも導入することでどんなメリットがあるのでしょう。
新卒社員のテレワーク「メリット」
・通勤時間を考えずに、仕事内容を重視した会社選びができる
立地に縛られず、憧れの職種、大学で学んだことを活かせる会社など、前向きな理由で就職を希望する学生が集まってくるのは、テレワークを導入している企業の特権。
フレキシブルな働き方ができることは、深刻化する人手不足対策にも有効です。
・人間関係についての悩みやストレスの軽減
大学時代をコロナとともに過ごしてきた新卒社員にとって、オフィスで長時間過ごすこと自体が苦手なことも。
在宅勤務なら、人と接する機会も最小限に抑えられ、人間関係のストレスを感じることも少なくなると考えられます。
・環境に左右されずに業務に集中!生産性向上も期待できます
慣れないスーツに着替えることも、満員電車に揺られることもなく、働くことができるテレワークは、非常に合理的。
集中力を要する業務には、テレワークはうってつけと言えるかもしれません。
新卒社員のテレワーク「デメリット」
・自己管理とモチベーションの維持が難しい
毎日働くこと自体が初めての新卒の社員にとって、上司や同僚の目が届かないテレワークは、時間の切り替えや集中力の維持の難しさに頭を悩ませるのは当然です。
従業員に適度な緊張感を与えるためには、上司が常に仕事ぶりを把握しておくことが重要。業務管理システムなどを利用した監視は、有効と考えられます。
・上司や同僚とのコミュニケーション問題
電話やメールでのコミュニケーションは、「ちょっと訊きたいな」「これでいいかな?」など、新卒社員ならではの小さな疑問を解消するには、最適なツールとは言えないかもしれません。
自由に書き込める質問用のチャットルームなど、上司や先輩と気軽に繋がれる連絡ツールを、予め準備することをオススメします。
・社会人の常識!ビジネススキルが身に付きにくい
お客様への挨拶の仕方や名刺交換、電話での対応など、先輩の姿を実際に見ることで身に付くビジネススキルはたくさんあります。
社内のオンライン研修やWeb動画などを活用し、学ぶ機会を提供するようにしましょう。
最大のデメリット「サボり問題」に迫る!
管理職の多くが心配している、新卒テレワーカーの「サボり問題」。
あるインターネット調査によると、60%以上の従業員が「サボりの経験あり」と回答しています。さらに、若年層の方が割合が高くなるのも見逃せません。また、それらの状況を把握しているにもかかわらず、管理者の80%以上が「サボりを黙認している」と答えています。
調査方法などにより明確な割合は様々でしょうし、この調査ではサボりの頻度などは分かりませんが、それでも「サボり問題」は放置できるものではありません。
新卒の社員ならではの「サボる理由」
長年勤めているベテラン従業員でも、「ちょっとだけなら…」とサボってしまうこともあるテレワーク。
ここで注目していただきたいのは、新卒の従業員ならではの「サボる理由」があるということ。
まずは現状を整理して、「サボりを防止する方法」を考えてみましょう。
・自発的に動けるほどの知識もスキルもない
右も左も分からない新卒の新入社員にとって、たとえオフィスに居たとしても「手持ち無沙汰」になることがありますね。
そんな時は先輩社員が「手が空いてるなら、こっちを手伝って」と声をかけたり、「何か手伝えることはありますか?」と訊いて回るなどで1日が過ぎていきます。
しかしながら、テレワークでは新人社員の手が止まっていることに上司が気づくことが難しいですし、新人から声を上げるのもハードルが高いです。
「何をしたらいいの?」ともやもやと考えているうちに、ぼんやり居眠り…という事態にもなりかねません。
・同期や先輩社員との信頼関係が築けない
何年も会社で働いた人なら、誰しもが「休憩中のちょっとした雑談から、心の距離がぐっと近づいた」という経験をお持ちではないでしょうか。
お互いの性格などを理解したうえでのテレワークと、実際に一緒に過ごしたことのない人ばかりの状況でスタートするテレワークでは、コミュニケーションの質が違ってきます。
また、ちょっとしたことを相談しあえるはずの同期とも、どこまで連絡をとっていいものか迷う人も多いでしょう。
このように孤立感を深めてしまうことで、仕事へのモチベーションを保てなくなります。
サボらせない!新卒社員への正しいトリセツ
初めて社会に出たフレッシュな人材を、ビジネスパーソンとして育ていくことは、テレワークでなくても難しいものです。
相手の様子が見えないテレワークでは、管理者としても「お手上げだ」と感じるかもしれません。
しかし、現在は様々な業務管理ツールも登場しており、実際に同じ空間にいなくても、パソコンのログを活用して業務の進行状況を把握することができるようになりました。
では、どのようなポイントに注意して、新人教育を進めていくといいかを確認していきましょう。
・最悪なのは「放置」すること
監視しすぎるのも考えものですが、放置するのは絶対によくありません。
「自分の仕事が忙しくて、つい新人を後回しにしてしまう」という気持ちは大いに理解できますが、まだ自ら仕事を見つけ出すことができない新人にとっては「放置した時間=不安や孤独感を強めてしまう時間」ということになります。
「新人教育も上司の重要な仕事」ととらえ、丁寧に見守っていきましょう。
そうは言っても、「相手のことを知ろう!」と上司から事細かに質問をされても、途方に暮れてしまう新人は多いと思います。
業務の進捗状況などについては業務管理システムなどを利用し、相手が負担に感じないよう気遣いながらヒアリングすることが大切です。
・少なすぎる仕事量では、モチベーションはずんずん低下!
あまりにも膨大な仕事量を提示されても、新卒社員を追い詰めてしまいます。しかし、あまりに少ないもの「期待されていないのか…」とがっかりしたり、「サボってても大丈夫じゃん!」と捉えられる危険性があります。
ある程度は新人の頑張りに期待をし、少し多めに出すほうが上手くいくことが多いようです。
仕事を渡すときは、優先順位を明確にし、「今日中にできなかったら、明日に回して大丈夫ですよ」と予めきちんと伝えておくことが大切です。
過度な負担をかけず、がんばって取り組める環境を整えることで、心がサボりに向かうことを阻止できます。
・「上司から声をかける」ことで新人の不安を取り除く
「分からないことがあったら連絡して」と言われたからといって、新卒社員がやすやすと上司に連絡できるかと言えば、それは否です。
オフィスであれば隣席の先輩に「これって…」と尋ねることもできますが、「こんなこと質問してもいいかな?」と躊躇するのが普通だと思います。
1日1回、もしくは数回、時間を決めて上司から連絡をとるようにするか、それが難しいようなら「どんな些細な質問でもOK」と定めたチャットルームを準備しておくなど、上司が進んで新人の気持ちをヒアリングする努力を続けることが、新人のモチベーション維持につながります。
・主体性を重視!チームの一員として迎え入れる
「この仕事の最終目的が分からない」「これは何かの役に立ってるの?」と、仕事の全体像が見えないばかりに不安や不満が膨らんでいくのは、新人社員にありがちな心理状態です。
業務の全体像を共有することと同時に、「新人であるあなたの役割はこれです」と目的や目標を明確に言語化することで、不安の解消だけでなく、やる気アップも期待できます。
そのためには、管理者や上司の仕事が手一杯ではいけません。
日々の勤怠管理などは業務管理システムを上手く利用して、時短で済ませることができるよう環境を整えることをオススメします。
・気軽に話せる工夫を!年齢の近いメンターをつけるものオススメ
新卒の新入社員と、管理者である上司との年齢差…これは仕方がないことですね。
ご自身の入社当時を思い出してください。
小さなことを気軽に相談できる年齢の近い先輩の存在は、とても心強く思いませんでしたか?
テレワークの場合、自然と先輩と仲良くなるチャンスというのは、限りなくゼロに近いです。
そこでオススメしたい対策は、2年目、3年目の先輩をメンターにつけることです。小さな困り事がある時も、気軽にSOSを出せる可能性が高くなりますし、年齢の近いメンターの方が「新人ならでは心理」について深く理解できるでしょう。チーム全体の経験値の底上げにつながることも期待できます。
・勤怠管理やタスクの進捗状況は、業務管理システムで把握
新卒の新入社員がテレワークで「サボり問題」を勃発させないためには、オフィス勤務の新人教育より細やかな気遣いが必要だということは、ご理解いただけたのではないでしょうか。
そうなってくると大変なのは管理者の方ですね。
今注目の「業務管理システム」では、実際に業務を行っている時間のログ(記録)を可視化し、的確に状況を把握できるように工夫されたものがあります。管理者自身がメンバーにかける業務を時短でき、またログをデータとして残せるので、後々のトラブルにも対応できます。
「コストが嵩むのは…」「使いこなせるかな?」と二の足を踏んでいるのなら、もったいない!適切なツールを使用し、「サボり問題」に終止符を打ちましょう。
業務可視化システム「みえるクラウド ログ」
リモートワークリサーチ編集部がオススメする業務管理システムは、初期投資無料&月額定額制の「みえるクラウド ログ」です。
テレワークの普及が進み、様々な業務が電子化されていくなかで、同時にぐんぐん進化を遂げているのが業務管理システム。
「どんなことができるのか?」を、紹介していきます。
【みえるクラウド ログ】
・アプリをダウンロードするだけで簡単にスタート
・イニシャルコスト無料、ランニングコストは定額
・社員のPC起動時間の把握
・社員の業務内容の可視化(PC画面キャプチャ)
・会社や部署、プロジェクト、個々のタスク対応時間や内容の把握
・管理やすいダッシュボード装備
労働時間の正確な把握
オフィスではタイムカード、テレワークではチャットやメールなどで行うことが多い勤怠記録。
手作業で集計を行わなくてはいけませんし、タイムカードの打刻忘れや申請忘れなどのミスが重なると、時間も労力もかかってしまいますね。
「みえるクラウド ログ」では、全従業員のPCの起動、ログイン・ログオフの状態の記録を残せるので、労働時間を性格に把握できます。
サボり問題やサービス残業などの抑制に、大いに役立ちます。
安全安心のセキュリティ
操作履歴もログとして記録できるので、いつ、どこで、誰が操作したのかを過去をさかのぼって確認できます。
誤操作による情報漏洩や人為的な社内ルールの逸脱も、素早く把握!
二次被害を未然に防ぐことにもつながります。
従業員ひとり一人を客観的に見守れる
仕事中に手が止まってしまうタイミングや時間のかかるタスクなどもデータとして把握でき、新入社員の躓きや困り事にいち早く気づくことができます。
使いやすいダッシュボード、可視化されたデータなど、
また、蓄積された定量的なデータにより、従業員のひとり一人の得手不得手の分析にも役立ちます。スムーズな役割分担やタスク管理により、業務推進に役立つアドバイスもタイミングを逃さずに行えます。
適切なフォロー、正しい評価を下すことは、従業員との信頼関係の基礎作りに役立ちますね。
結果的に、サボり問題が解決でき、生産性の向上に結びつけることができるのが、 「みえるクラウド ログ」の魅力です。
詳しい内容は、資料を無料でダウンロードできるので、そちらでチェック!
業務管理を包括的にサポートする「みえるクラウド ログ」は、大手士業セブンセンスグループのセブンセンスマーケティング社が提供しています。
コンプライアンス問題についても、まずは管理者や上司が全体を把握していることが重要です。ぜひ導入のご検討をしてみてはいかがでしょう。