こんにちは!リモートワークリサーチ編集部です。昨今、システム運営やセキュリティ対策などでログ監視が必要となることが多いと思います。ですが、これまでに対応した経験がなかったり、ITリテラシーの高くない担当者であれば何をやれば良いのか分からないのではないでしょうか?
そこで今回は、ログ監視で対象となるログの種類や監視方法、おすすめのツールなどについて解説します。
目次
ログ監視とは?
ログ監視とは、その名の通りログを監視することを指します。
ログとは?
そもそもログとは、コンピュータの使用状況やデータ通信などの履歴や情報の記録のことをいいます。日常業務の中でパソコンやスマートフォンを使用することが当たり前になっているかと思いますが、意識していないだけでそれらのデバイスの記録はログとして残ります。例えば、「昨日の12時に○○さんのパソコンで△△のWEBサイトを閲覧していた」などの情報もログとして存在するため、ログ監視によって確認することができるのです。
ログ監視の目的
コンピュータの履歴や情報の記録を監視するログ監視は何を目的に実施されるのでしょうか?よくある3つの目的についてご紹介します。
システムの安定稼働
ログ監視の目的の1つ目は、システムの安定稼働です。ログ監視ツールで日常的にログ監視を行うことで、ネットワーク機器のエラーが発生した際などに「どこで・いつ・なぜ」トラブルが起こったか素早く確認することができます。スムーズにトラブルの原因を把握することでシステムの早期復旧や恒久対応につなげることが可能です。
セキュリティ対策
ログ監視はセキュリティ対策にもつながります。ログを解析することで、不正アクセスについて検知したり、誰がどこからアクセスしたのかを確認することが可能となります。また、従業員による機密情報の持ち出しについても通信ログを確認することによっていち早く対応することができます。企業のもつ情報の重要性が加速度的に高まる中で、セキュリティ対策としてのログ監視は必須な世の中になっているといえます。
業務効率化の促進
操作ログでは、誰が・どの程度の時間・どのような操作をしたか確認することができるため、ログを解析することでパフォーマンスの高い社員の仕事状況を可視化することができます。そのため、仕事のできる社員の行動を他の社員に横展開することや、パフォーマンスの悪い社員の原因発掘にも役に立ちます。業務効率化のためのログ監視は、経営のデータ活用が進む中で注目されてきている状況です。
監視対象となるログ
ログ監視で監視対象となるログの種類についてご紹介します。ログには数多くの種類があるため、ここでは代表的なログについて取り上げます。
操作ログ
操作ログとは、ユーザーの操作履歴のことを指します。PCのオン・オフ、ネットワーク接続、ファイルの閲覧など、PCを用いた一般的な操作のログについては操作ログと呼ばれます。
認証ログ
いつ・誰が、デバイスからシステムにログインしたかを残すログのことを認証ログといいます。認証ログはセキュリティ対策として重要となっていて、エラー回数の閾値を超えた場合は不正アクセスとしてアラートを出すなどの仕組みを整えることが可能です。
アクセスログ
アクセスログとは、PCやサーバーへの接続履歴のことを指していて、特にWEBサーバーへの通信記録を示すことが多いです。いつ・誰が・どのデバイスからサーバーへ接続したのかを確認することができます。
システムイベントログ
システム内で起こった特定の事象・動作を記録したログをイベントログといいます。システムの稼働状況の監視や問題の診断と解決に役立ちます。
通信ログ
PCとサーバー間の通信内容を記録したログを通信ログと呼びます。通信したPC・サーバーの端末情報や通信内容、通信時間などが確認できます。通信エラーなども分かるため、サービス改善などにも寄与します。
アプリケーションログ
コンピュータ上で実行されているソフトウェアに関する情報を記録したログのことをアプリケーションログといいます。ソフトウェアの利用状況の確認や、不具合の特定に役立ちます。
セキュリティログ
セキュリティログとは、情報システムやネットワークにおいてセキュリティに関連する出来事や活動を記録したログのことを指します。インシデントの追跡やセキュリティポリシーの遵守などで活用されています。
ログ監視の方法
ログ監視の方法は大きく分けて2つあります。以下でそれぞれについて解説します。
管理者が目視で確認
1つ目のログ監視方法は、管理者が目視でログを確認する方法です。この方法を取る場合は、システム担当者がサーバーにアクセスし、ログの管理と点検を行うことになります。システム担当者に多くの工数を要することや、ヒューマンエラーの発生可能性が高いことなどから、あまりおすすめしないログ監視方法です。
ログ監視ツールを活用
2つ目は、ログ監視ツールを活用する方法です。ログ監視ツールを導入した後は、「○○という事象が起こった場合は通知する」というようにはじめに設定をしておき、通知がきたら担当者が確認するという仕組みとなります。目視と比較して担当者のログ監視における工数も非常に少なくすむため、おすすめしたいログ監視方法となります。
ログ監視ツールの機能
ログ監視には、目視でなくログ監視ツールを活用することが有益であるのは前述した通りです。ここでは、ログ監視ツールのもつ機能について解説します。
監視機能
ログ監視ツールの1つ目の機能は監視機能です。プログラムによって自動でログの収集、監視を実行してくれるため、管理者が対応することは基本的にはありません。監視できるログについてはツールごとに多少異なりますが、先ほど紹介したような基本的なログについてはログ監視ツール共通で監視することが可能です。
検索機能
ログ監視ツールの2つ目の機能は検索機能です。不正アクセスや情報セキュリティのトラブルが発生した際は、いち早く原因を特定する必要があります。原因追求にあたり、特定のプログラムが組まれたファイルなどを迅速に探し出す際などに役立つ機能です。
アラート機能
ログ監視ツールの3つ目の機能はアラート機能です。不正な操作や事前に設定したエラーなどが発生した際にアラートで通知することができるため、トラブル発生をすぐに把握できます。
レポート機能
ログ監視ツールの4つ目の機能はレポート機能です。レポート機能では、蓄積されたログの状況を分かりやすく一目で判断することが可能です。
失敗しないログ監視ツール3選
ログ監視ツール導入にあたり、数多くのツールが存在しているため自社に製品を判断することは難しいです。ここでは、数ある製品の中でもおすすめのログ監視ツールを厳選して3つご紹介します。
Logstorage
「Logstorage」は、インフォサイエンス社で開発された、国産の統合ログ管理ツールです。5100社以上の導入実績を誇るログ管理ツールのパイオニア製品で、小規模から大規模まで圧倒的なシェアを占めています。内部統制対応、労務管理、PCIDSS、個人情報保護、GDPR、標的型攻撃、内部不正対策などあらゆる問題への対策が可能で、多くの企業におすすめしたいツールとなっています。
MITERAS仕事可視化
「MITERAS仕事可視化」はPCログと自己申告の勤務時間を突き合わせ、勤務実態を把握できるツールです。ソフトウェアの利用状況やキーボード操作からPCの利用状況を分析し、従業員の業務内容を可視化することができます。リモートワーク中における作業ログ監視をしたい企業には役立つのでおすすめです。
X-MON
「X-MON」はオープンソースソフトウェアをベースとして開発されたログ管理ツールです。社内LAN・WEBサイト・データセンター・クラウド・IoTなど様々なシーンでの監視に活用することが可能で、問題が発生した際のアラート方法も豊富です。保守サポートが充実していることが特徴なため、ITリテラシーが高くない企業が導入するログ監視ツールとしてはおすすめです。
ログ監視ツールなら「みえるクラウド ログ」
管理者の使い勝手にこだわった「みえるクラウド ログ」をご存じですか?大手士業セブンセンスグループのセブンセンスマーケティング社が提供する業務管理システムです。
安心のセキュリティ、考え抜かれた操作性だけでなく、様々なPCログを記録し、可視化してくれるのが「みえるクラウド ログ」の大きな特徴。安心の月額定額制で、初期投資も無料と、導入のしやすさも人気の理由です。アプリをダウンロードするだけでスタートでき、サポート体制も充実!従業員のPC起動やログイン情報、操作記録などを細かく保存できるので、ログ監視には特にオススメです。
【みえるクラウド ログの主な機能】
・従業員のPC起動時間、ログインログオフ状況の記録
・従業員の業務内容の可視化(PC画面キャプチャ)
・個々のタスク対応時間や内容の把握
・会社や部署、各プロジェクト、個々のメンバーなど、業務の進捗状況を多角的に集計
労働時間の正確な把握
全従業員のPCの起動、ログイン・ログオフの状況だけでなく、オフラインであってもPCログ(記録)を残せるので、記録漏れという事態を招きません。
これまでタイムカードや勤怠打刻システムに頼っていた勤怠管理も、PCの起動回数や起動時間の算出により、自動的に記録、計算することができます。
隠れ残業やサビ残による残業時間超過、またはカラ残業やサボりなども、素早く検知!常習化する前に対応できるのが、助かります。
安全安心のセキュリティ
「いつ、どこで、誰が、どのような操作したのか」という操作履歴の記録は、トラブル時に大いに役立ちます。
誤操作による情報漏洩や、社内ルールの人為的な逸脱なども、素早く発見できれば、迅速に対応することができます。二次被害防止に一役買ってくれることでしょう。
タスク内容と対応にかかる時間の最適化
蓄積された定量的なデータにより、個々のプロジェクトや各タスクの対応時間を可視化。業務の対応時間や手が止まってしまうタイミングなど、オフィスで机を並べている時よりも、詳細まで把握することができます。
可視化されることで、従業員ひとり一人の得意、不得意を見極めることも容易に。
効率的なタスクの割り振りや、適切なフォローができれば、業務の効率化にもつながります。
使い勝手の良いダッシュボードと可視化されたデータ
膨大なデータを保存できても、活用できなくては意味がありません。
それらのデータを様々な場面で活用できるよう可視化してくれるのが、「みえるクラウド ログ」の特徴です。
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